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JPY
Abstract
間質性肺炎は膠原病患者に比較的高頻度で合併し,一部の患者においては予後規定因子となる.高用量糖質コルチコイドのみでは病勢をコントロールできない症例が少なくない一方,病態の研究がもっとも進んでいる強皮症および多発性筋炎・皮膚筋炎合併間質性肺炎のデータより,活性化された T リンパ球の病態への関与が強く示唆され,カルシニューリン阻害薬であるciclosporin や tacrolimus,cyclophosphamide などの有効性を示すデータが蓄積されつつある.今後,膠原病合併間質性肺炎の病態・病因がさらに解明され,病態特異的な標的治療の開発が期待され,抗炎症治療および免疫抑制治療とともに「線維化」を促す病態・環境の修飾を可能にしうる新規治療法も含めた複合的アプローチにより,間質性肺炎の治療が有効性および安全性の両面において改善されていくことが期待される.
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/content/article/0022-1961/107040/612