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JPY
Abstract
▪ 一般的に,日本人の2 型糖尿病患者は,欧米人に比較して非肥満で早期からインスリン分泌不全が認められるため,糖尿病治療薬の選択としては,インスリン分泌促進薬がよい適応になる.▪ 膵β細胞を疲弊させずに長期にわたり持続的に血糖コントロールが行える薬剤が望ましい.また,治療に伴う低血糖の発症や体重増加をきたさないことも重要である.▪ このような点を考慮するとインスリン分泌が低下した日本人2 型糖尿病患者の治療薬としてDPP‒4 阻害薬が有用である.▪ DPP‒4 阻害薬は,有害事象の発症が少なく,腎機能障害を有する患者や高齢者においても用量調節を行えば,安全に使用できる.さらに,ほかの血糖降下薬との併用も相加的な血糖降下作用がある.▪ GLP‒1 の作用を高めるという観点からmetformin やα‒グルコシダーゼ阻害薬(α‒GI)とDPP‒4 阻害薬との併用は,効果が高いと考えられる.
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/content/article/0022-1961/121010/71