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JPY
Abstract
▪ 喀痰は肉眼的には泡沫状痰,漿液性痰,粘液性痰,膿性痰,血性痰・喀血などに分類される.▪ 漿液性痰は無色透明で粘度が低くサラサラした性状を示し,気管支喘息,気管支拡張症,肺水腫などでみられる.▪ 粘液性痰は無色透明~白色で,粘度が高くネバネバした性状を示し,気道病変優位慢性閉塞性肺疾患(COPD),急性気管支炎の初期などでみられる.▪ 膿性痰は黄緑色で粘度が高くネバネバした性状を示し,呼吸器感染症でみられることが多い.▪ 血性痰・喀血は肺がん,気管支拡張症,肺梗塞,びまん性肺胞出血症候群などでみられる.▪ 喀痰の性状から原因疾患をある程度想起することができるため,喀痰のみられる患者の診療では,患者から喀痰の性状を聴取することはもちろんのこと,できる限り医師自身の目で確認することが重要である.
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/content/article/0022-1961/121050/1099