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Focus On:PCSK9 阻害薬による脂質異常症の治療
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JPY
Abstract
家族性高コレステロール患者の動脈硬化性血管疾患の一次予防におけるLDL コレステロールのコントロールにおいても,動脈硬化性血管疾患の二次予防のハイリスク群ではLDL コレステロールは70 mg/dL 以下が推奨されるようになったが,その目標値までLDL コレステロールをコントロールすることにおいても,既存のスタチンやezetimibeの投与では困難な症例が多い.しかし,PCSK9 阻害薬を使用することにより目標値までコントロールすることは容易となった.FOURIER やGLAGOV といった臨床研究ではスタチンに加えてPCSK9 阻害薬を追加することにより,冠動脈硬化のプラークを有意に退縮させたり,動脈硬化性血管疾患のイベントを有意に低下させたりするといったエビデンスが報告されてきている.一方で,PCSK9 阻害薬は重篤な合併症の報告が少なく安全に使用できる反面,価格が高く費用対効果が問題となっている.いかに動脈硬化性心臓血管疾患のハイリスク疾患の患者を抽出し,PCSK9 阻害薬を使用するのか,またどの程度の期間使用するのが適切なのか,などが課題となっている.
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/content/article/0022-1961/122010/157