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Abstract
阪神淡路大震災以来,自然災害だけでなく,人為災害も含めさまざまな災害が起こり,被災者の心のケアの必要性が認知されるようになってきた.災害のストレス反応は“異常な出来事に対する正常な反応”であり,その反応の仕方や強さは人によってさまざまであるが,災害のストレスを受けない人はいない.特殊なPTSDなどの障害は精神科の範疇であり,精神科医の関与が不可欠であるが,それは被災者のごく一部に限られ,その他の多くの被災者のストレス反応については,より広い範囲の人材の関与が求められているのである.とくに心のケアを専門とするボランティアも大勢必要であり,その養成を行うプログラムが必要である.また,被災者の救助にあたる援助者もストレスを受けるのであり,救援者のストレス処理もまた重要な課題である.救援者のストレス処理にはストレスの自己管理法とミーティングによるストレス処理法とがあり,後者にはブリーフィング,デフュージングとデブリーフィングとがある.
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/content/article/0039-2359/200120/937