No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
血液病理学における技術の進歩と応用 フローサイトメトリー
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
フローサイトメトリーの世界はフローサイトメーターという機器の開発にはじまり,その精度や機能の向上に伴って縦横無尽に広がってきた感がある.もちろんその結果,フローサイトメトリーは血液病理学や血液学のみならず,免疫学や腫瘍学を含む他の幅広い分野における基礎および臨床研究の発展に多大な貢献をしてきているのは揺るぎない事実である.現在,フローサイトメーターはハードとソフトの面からほぼ完成の域に達していて,とくに白血病や免疫病等の病態解析を目的とした臨床応用に関しては,フローサイトメトリーは一般の検査項目としてすでに定着している.しかしながら,悪性リンパ腫の診断への応用については,結果を表記するための方法(pattern expression system)がごく最近提唱されるなど,それまで病態を表現する手段に工夫が乏しかったため,いまだ一般的ではない.そのような臨床応用以外にもかなり多様な技をもつフローサイトメトリーの諸機能をすべて使いこなすことは至難の業であるが,それはどの分野においても今後の課題の一つといえよう.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/215120/951