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JPY
Abstract
冠動脈を形態学的に観察する方法として,冠動脈造影のほかに血管内超音波(IVUS),血管内視鏡などが広く使用されている.最近,超音波の代りに近赤外線を用いて冠動脈をIVUSのように観察するOCT(opticalcoherence tomography)が開発された.OCTの魅力はなによりも約10μmという高画像分解能にあり,この分解能はIVUSの10倍にも達している.OCTで冠動脈を観察すると,IVUSでは判別することができなかった内膜・中膜・外膜の3層像を観察できるだけでなく,プラークの性状,線維性被膜の厚さ,プラークの内容など詳細な血管組織性状を同定できるようになってきている.その反面,深部到達度が低いことや,観察近位部の血流遮断が必要になるなど,使用上の限界も存在する.本稿ではOCTの原理を含め,現在の臨床における可能性や問題点を説明する.
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/content/article/0039-2359/216010/133