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JPY
Abstract
概日時計の発振メカニズムは1サイクル約24時間というタイムスケジュールに則った動的な遺伝子発現のON/OFF制御を分子基盤とする.時計蛋白質CLOCKとBMAL1が転写の正の制御を担い,PERとCRYが負の制御を担う.最近の研究から時計蛋白質によって転写制御される遺伝子のプロモーター領域は,そのクロマチン構造が時刻特異的なヒストンの化学修飾を介してダイナミックに制御されていることがわかった.さらに,PERとCRYは核内において巨大な転写制御複合体を形成し,クロマチン構造変換に関与するヒストン修飾酵素と巧みに共役することによって概日性の遺伝子発現制御を担うことがわかってきた.このような最新の知見を含めて本稿では,CLOCK BMAL1およびPER CRYが担う転写制御の分子メカニズムを解説する.
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