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JPY
Abstract
動物においては,概日時計の発振は時計遺伝子とその産物の周期的活性化によって支えられている.光は概日時計の発振周期を外界の環境サイクルに同期させるためのもっとも主要な環境因子である.この光同調において,光シグナルはおそらく,時計遺伝子の転写活性や時計蛋白質の量を変化させると推定される.光感受性の時計細胞における光同調の分子メカニズムは,鳥類や魚類の細胞を用いた研究が進んでいる.最近の研究の結果から,時刻情報の制御エレメントであるCACGTG型のE box配列(CACGTGおよびその類似配列,以下CACGTG型E boxと記す)がニワトリ松果体細胞やゼブラフィッシュの培養細胞では光による遺伝子発現の調節にも寄与することが明らかになった.これらの知見を解説しながら,動物の概日時計の光同調における光受容から遺伝子への情報伝達を考察する.
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/content/article/0039-2359/216030/211