No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
ゲノム医学とリズム異常──時計遺伝子多型はヒトになにをもたらすか
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
概日リズム睡眠障害は,ナルコレプシー,むずむず脚症候群とともに,現時点で遺伝子解析を含む基礎的な病態研究が行われている3つの睡眠障害のひとつである.すでにPer2,Per3,CK1δ,CK1ε,Clockの各遺伝子からヒトの概日リズムを変化させる多型が報告された.また,ヒトの概日リズムの表現型を皮膚細胞を使ってin vitroで測定する方法も報告されている.今後はヒトの生体時計に影響する多型が包括的にピックアップされ,in vitroでの表現型の測定と合わせて生体時計の個体差を詳細に判定することが可能になるであろう.また,時計遺伝子は睡眠覚醒リズムのみならず,多くの末梢組織の機能にも深く影響している.時計遺伝子多型が飲酒量に影響するという報告もある.全身の生理現象を制御する生体時計を理解し,上手に対処することが,健康の維持に必要不可欠であることが明らかになってきた.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/216030/233