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上気道アレルギーと咳──喉頭アレルギー/アレルギー性鼻副鼻腔炎
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JPY
Abstract
近年,肺結核,肺線維症,気管支拡張症,肺癌など肺に明らかな病変がないにもかかわらず,抗感冒薬,鎮咳薬に抵抗する持続性の咳を訴える成人患者が増加しており,臨床的に問題となってきている.その原因は慢性気管支炎,喘息,咳喘息,アトピー咳嗽,かぜ症候群後遷延性咳嗽,成人百日咳などがある.このほか呼吸器疾患ではないが,胃食道逆流症,薬剤(ACE阻害薬)誘発性咳嗽,咳チックともよばれる心因性・習慣性咳嗽とも鑑別を必要とする.耳鼻咽喉科領域で扱う持続性咳嗽には喉頭アレルギー,後鼻漏症候群,胃食道逆流症,気管支異物などがあるが,このうち上気道アレルギーが関連するのは喉頭アレルギーとアレルギー性鼻副鼻腔炎に由来する後鼻漏症候群である.この2疾患の咳の性質は前者が乾性,後者が湿性である.このような臨床的特徴など,診断および治療について本稿のなかで詳細に紹介する.
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/content/article/0039-2359/216050/427