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哺乳動物のオートファジーとATGコンジュゲーションシステム
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JPY
Abstract
オートファジーはオルガネラを含むバルクの蛋白質分解で細胞機能維持に重要な役割を果たしている.ヒトおよび哺乳動物において,オートファジーは飢餓時に働くのみならず,恒常的な機能として神経変性疾患,空胞を伴う心筋症,typeⅡ細胞死,腫瘍化,細菌感染,MHC classⅡの抗原提示,新生児期における生存,肝炎などと関連が明らかになりつつある.オートファジーに伴うダイナミックなオートファゴソーム膜形成には,2つのユビキチン様修飾反応であるATGコンジュゲーションシステム,ATG12コンジュゲーション反応とLC3リン資質化反応,が重要である.ATG12コンジュゲーション反応により生成されたAtg12−Atg5結合体はAtg16Lとともに,カップ状の隔離膜(前オートファゴソーム膜)形成に重要であり,LC3リン資質化反応により生成されたLC3−Ⅱ(LC3−リン脂質結合体)はオートファゴソーム膜に局在する.したがって,LC3−Ⅱ生成がオートファゴソーム形成のひとつの指標となる.
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/content/article/0039-2359/216070/505