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JPY
Abstract
神経変性疾患は疾患ごとに特有の障害部位はあるが,多くの共通点をもっている.臨床的には比較的高齢で発症して緩徐に進行し,病理学的には不溶化した異常蛋白の蓄積(多くの疾患では封入体とよばれる)と神経細胞の変性・死を認める.この異常蛋白の蓄積と神経細胞死は関連があるのか,またなぜ異常蛋白が蓄積すると細胞が死に至るかについては多くの議論がある.最近,あらたにつくられた蛋白質の“折りたたみ”(フォールディング)などの品質管理をしている小胞体に処理しきれなくなった異常蛋白質(ミスフォールド蛋白質)が蓄積し,これによる過剰な小胞体ストレスが引き金になってアポトーシスを生じることがそのひとつの可能性として考えられるようになってきた.Parkinson病においても家族性Parkinson病や神経毒によるParkinson病モデルでの研究などからこの仮説が実証されつつある.
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