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炎症と小胞体ストレス──PS肺臓炎モデルマウスにおける小胞体ストレス経路の活性化
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JPY
Abstract
小胞体は分泌蛋白や膜貫通蛋白が成熟する場である.小胞体内異常蛋白の蓄積や,小胞体機能を阻害する種々のストレスに対し小胞体ストレスとよばれる一連の反応が活性化されることが最近明らかにされてきている.転写因子C/EBPファミリーに属すCHOPは小胞体ストレスによって誘導され,アポトーシスを生じさせる.以前,著者らの教室では腹腔マクロファージでの一酸化窒素(NO)によるアポトーシスに小胞体ストレス−CHOP経路が関与していることを報告した.最近,著者らはLPS腹腔内投与によるマウス肺臓炎モデルにおいて小胞体ストレス経路の活性化を認めた.LPS投与肺において小胞体ストレス経路が活性化され,CHOP蛋白質の発現,アポトーシス細胞の出現を認めた.一方,Chopノックアウトマウスではアポトーシスを生じている細胞の減少とともに肺炎像の軽減がみられた.これらの結果より小胞体ストレス経路が炎症時にも活性化され,病態に悪影響を与えると考えられる.
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/content/article/0039-2359/216120/890