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再生医療の実現化プロジェクトと臨床応用に向けた今後の展望──再生医療のトランスレーショナルリサーチの推進に向けて
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JPY
Abstract
文部科学省ではわが国が発生・再生医療の分野において国際的に主導的な立場を築いていくことをめざして,平成15年(2003)度からの10か年計画(国費投入額200億円/10年)として「再生医療の実現化プロジェクト」を開始した.このなかの臨床応用分野においては,人工角膜や心臓,血管など一部で成果が報告されてきているが,全体的にはいまだ難しい状況にある.これはわが国のトランスレーショナルリサーチ(TR)そのものの基盤整備が不十分なことと,再生医療分野の特性に基づくこととの両面によるものと考えられる.前者の課題に対してはTR支援機関の充実,人材養成,必要な研究費の確保など,TR推進基盤を早急に整備することが不可欠である.後者の課題に対しては従来の創薬の方法論がそのままあてはまらないことが大きな要因と考えられるため,再生医療にはサイエンスを基礎としてフレキシブルな対応が必要であり,またそれにふさわしいあらたなビジネスモデルについての検討も求められる.
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