No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
糖尿病腎症研究の最近の進歩──寛解をめざした治療とあらたな腎症治療薬
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
糖尿病腎症腎症を原疾患とした透析療法導入症例は現在増加の一途をたどっており,腎症に対する抜本的治療法の確立が望まれている.現状の治療目標は発症阻止,および進行阻止であるが,この目標達成には,厳格な血糖管理HbA1c値6.5%未満ならびに血圧管理130/80 mmHg未満,そしてレニン−アンジオテンシン系阻害薬が有効である.さらに,早期にアルブミン尿を測定することによって腎症を診断するとともに,前述した厳格な血糖管理とレニン−アンジオテンシン系阻害薬を用いた血圧管理が達成できれば,すでに存在する腎症を改善させる,つまり寛解を導くこともできる.また,あらたな治療戦略として,糖尿病モデル動物において研究されてきたPKCβ阻害薬はヒト腎症の発症・進展に対しても有効性を見出せる可能性が出てきた.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/220130/1191