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JPY
Abstract
骨粗鬆症の“診断”において骨密度測定はその感度・精度は十分でないものの,診断基準では骨密度は不可欠となっている.骨密度測定のなかでも二重X線吸収法(DXA)が,その測定精度や簡便性のゆえに広く用いられている.“骨折リスク評価”において骨密度のほか,年齢や骨折既往の有無も重要な因子である.また“モニタリング”においては骨密度の増加が治療効果を十分に評価できるとはいいがたく,骨質評価の重要性が指摘されている.骨質を表す特性には“構造特性”と“材料特性”がある.骨質は骨粗鬆症の診断という意味ではその重要性はそれほど注目されていないが,骨脆弱性と関連して,骨密度とともに重要な意味をもつと考えられている.“材料特性”は臨床において評価できない.“構造特性”にはマクロ的な骨構造や骨サイズ,ミクロ的な海綿骨梁構造と皮質骨多孔性が含まれ,前者は臨床で評価可能であるが,後者においては現在その評価法の確立へ向けて研究が進められている.
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/content/article/0039-2359/221010/83