No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
【臨床】基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生菌感染症の現状と対策
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
基質特異性拡張型β−ラクタマーゼ(ESBL)を産生する腸内細菌群が世界的に増加しつつある.ESBL産生菌による感染症の治療には,実際の最小発育濃度(MIC)に関係なくペニシリン系,セフェム系抗菌薬の使用は避け,カルバペネム系,シプロフロキサシンなどから感性のあるものを選択する.ESBL産生菌の感染・保菌患者に対しては接触予防策を励行し,可能なかぎり院内感染を防止する必要がある.最近の話題としては欧米における市中型ESBL感染症の広がり,カルバペネム耐性ESBL産生菌の出現がある.わが国におけるESBL産生菌の割合は現在のところ国際的に低い水準にあるとみられるが,今後の動向には引き続き注意を要する.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/221060/507