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JPY
Abstract
アルドステロンの作用にはMR,遺伝子の転写調節を介するゲノム作用と,比較的迅速に認められ転写活性を介さない非ゲノム作用に区別される.非ゲノム作用の細胞内情報伝達系として,Ca2+,cAMP,PI3キナーゼ,Na+−H+交換輸送とそれに伴う細胞内pH上昇,ERK1/2の活性化などの関与が血管細胞などにおいて報告されている.血管平滑筋に対しては細胞内Ca2+上昇を介する収縮作用,内皮に対してはPI3キナーゼを介した血管拡張反応などが報告されているが,結果はかならずしも一致していない.今後,アルドステロンの非ゲノム作用の病態生理学的側面の解明が望まれる.とくに,心不全・高血圧など心血管病の発症・進展にいかに関与しているのか,redox state/食塩とMRシグナルとの関係,組織アルドステロン産生との関連,長期のゲノム作用といかに協調しているのかなど,解決すべき課題は多い.エプレレノンの臨床よりあらたに得られる情報も期待される.
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/content/article/0039-2359/221090/716