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原発性アルドステロン症に関する最近のoverview──見逃さないためのスクリーニング法と確定診断法
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JPY
Abstract
肥満を中心にメタボリックシンドロームが注目されている.日本人のメタボリックシンドロームの特徴は高血圧の頻度が高い点である.一方,高血圧症診療は,最近の新薬の開発とともに格段の進歩を遂げている.その結果,降圧治療が容易となったが,単に血圧を下げれば事足りるわけではなく,その病態の基礎または本体を十分検索すべきである.すなわち,二次性高血圧症の存在をつねに意識しながら日常診療で鑑別診断を行う癖をつける必要がある.すなわち,原発性アルドステロン症(primary aldosteronism:PA)はけっしてまれな疾患ではなく,なおかつかならずしも低カリウム血症の頻度が低いため,高血圧のみが主症状である.したがって,高血圧症例をスクリーニングし,低レニン性高アルドステロン血症を示す高血圧症患者を的確にスクリーニングする必要がある.酸化ストレス発生の原因である過剰アルドステロン血症は,心血管傷害の発症進展を促す.積極的なスクリーニングを行い,PAの的確な診断後に外科的処置などの早期治療が望まれる疾患である.
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