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薬剤溶出性ステントは従来のステントに比べ“死亡・心筋梗塞”を増加させるか──ヨーロッパ心臓病学会の報告を受けて
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JPY
Abstract
Drug−eluting sten(t DES)はヨーロッパでは2002年,アメリカでは2003年に使用認可を受け,急速に市場を拡大しているが,長期成績の是非について検証を行うべき時期となった.留置後1年以上経過しても内視鏡や外科手術などで抗血小板剤を中止することによって,(very)late stent thrombosis(遅発性ステント血栓症)を発症したとする報告があいついで,危惧されていたDESと長期的な血栓症の問題がクローズアップされるようになった.ステント血栓症とは,ステント留置部が血栓で閉塞してしまう重要な事象で,心筋梗塞や死亡に直結すると考えられる.そんな最中,2006年9月にバルセロナで開催されたヨーロッパ心臓病会議の発表を契機に,DESの長期安全性に関する論争が勃発した.総合医学誌の『N.Engl.J.Med.』で約60頁にわたって特集されたほど(2007年3月8日版),医療界を巻き込んだホットなトピックといえる.本稿では“DES留置後に死亡・心筋梗塞が増えるのか”という論争を紹介し,それぞれのエビデンスや論点について概説する.
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