No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
薬剤溶出性ステントは従来のステントに比べ“非心臓死”を増加させるか?─ヨーロッパ心臓病学会の報告を受けて
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
2006年のヨーロッパ心臓病学会の特別セッションのひとつとして企画された最新臨床試験報告セッションのなかで,薬剤溶出性ステントの長期安全性に関する衝撃的なメタアナリシス結果が発表された.第一世代の薬物溶出性ステントであるCypher(sirolimus−eluting stent:SES),Taxus(paclitaxel−eluting stent:PES)と従来のbare−metal sten(t BMS)との長期予後を比較すると,薬物溶出ステント群のほうが死亡や心筋梗塞の頻度が高まるというものである.発症頻度が非常に少ない事象であるためその統計処理には多くのサンプルが必要となるわけであるが,今回の報告はこれまでに報告された無作為割付試験を対象とした十分なサンプルボリウムによるメタアナリシスの結果であったためにその反響が大きかった.本稿では,薬物溶出性ステントがとくに非心臓死(おもに癌死)を増加させるのかどうか,その研究データの妥当性について統計学的な問題点を踏まえて考察する.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/221120/963