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薬剤溶出ステント時代における再狭窄ハイリスク病変──リアルワールドの現状
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JPY
Abstract
薬剤溶出性ステントは,その圧倒的な新生内膜増殖抑制効果によりステント再狭窄率を劇的に減少させた.しかし,数々の臨床試験やリアルワールドのレジストリーデータなどにより,再狭窄ハイリスク病変ともいうべきいくつかの病変ならびに臨床背景の存在が明らかとなってきた.病変背景としては,小血管,びまん性病変であり,臨床背景としては糖尿病,慢性腎不全があげられる.治療後の所見としてはステント拡張不良が慢性期の再狭窄を予測する重要な要因である.特殊な所見としてはステント留置後にステントストラットが断裂を起こす例が少なからず報告され,一部の病変ではその断裂部分に一致して再狭窄をきたすことが知られている.また,分岐部病変などの複雑病変でも,やはり再狭窄率はいまだ高率である.これらは手技上の工夫により回避可能なものから回避不可能なものまでさまざまであり,今後これらのハイリスク病変をいかに治療するかが残された課題である.
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