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心血管疾患におけるCRPの役割──原因か結果か,双方か?
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JPY
Abstract
C反応性蛋白(CRP)は急性炎症のマーカーとして広く用いられてきたが,近年,心筋梗塞のあらたな危険因子として世界的な脚光を浴びている.臨床研究の結果,CRPが高い患者では低い患者と比べ,心筋梗塞の発症率がおよそ2倍になることが明らかにされた.しかし,CRPが炎症状態を反映するだけのただのマーカーなのか,それとも直接的に動脈硬化の進展と心筋梗塞の発症に関与しているのかは不明である.それを解明するために,ヒト剖検例,細胞および動物を用いた研究が行われ,CRPが動脈硬化病変に幅広く存在することや,その由来となる臓器,さらには動脈硬化への積極的な作用が明らかにされつつある.また,CRPを標的とした新規薬剤の開発も同時進行で進められており,将来の心筋梗塞予防・診断・治療への多大な貢献が期待される.
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