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JPY
Abstract
近年,心筋梗塞,脳梗塞,閉塞性動脈硬化症(ASO)などの動脈血栓症は粥状硬化症を基盤に血栓が形成されて発症することが明らかとなり,これらの疾患をアテローム血栓症(atherothrombosis)と表現するようになった.動脈硬化の発生・進展およびアテローム血栓症の鍵を握っているのは,血管内皮細胞障害や血管壁における慢性炎症反応である.その原因は完全には解明されていないが,糖尿病,高血圧,高脂血症などの危険因子の集積が重要であると考えられている.全身性疾患であるアテローム血栓症の病態・治療を考えるうえで,背景となる危険因子と血栓制御因子の関連を解明すること,さらに局所のみならず全身の血管病変をいかに予防・治療するかが今後の課題である.
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