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JPY
Abstract
血管は血管平滑筋細胞,血管内皮細胞などが存在して血流を保つ器官としての機能を果たしている.動脈硬化は単球系細胞の浸潤にはじまり,浸潤単核球から放出される炎症物質と血管平滑筋が相互に刺激しあい,炎症が持続することで進展する.近年,この連鎖のなかでT細胞が重要な役割を果たしていることが示されてきた.動脈硬化におけるT細胞の役割として,1早期病変ではCD8陽性T細胞が優位を占めているが,進行するにつれ,CD4陽性T細胞が優位を占めていくこと,2制御性Tリンパ球も動脈硬化病変に存在し,動脈硬化進展に抑制をかけていることが特徴的である.動脈硬化進展においてT細胞は炎症惹起による促進・抑制の両方向性をもっていることが明らかにされつつある.T細胞は動脈硬化進展抑制のターゲットとしてあらたな脚光を浴びつつある.
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/content/article/0039-2359/221130/1167