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動脈硬化性プラーク形成および不安定化における石灰化の意義
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JPY
Abstract
生活習慣病の増加や高齢化などを背景として,動脈硬化に基づく病的血栓形成を発症原因とする心筋梗塞,脳梗塞などの罹患率が増加している.古くから動脈硬化と石灰化との関連性についてはよく知られているが,心筋梗塞,脳梗塞などを発症する不安定プラークにおける石灰化の意義については不明な点が多い.病理学的研究では急性心筋梗塞の冠動脈責任病変の約7割に石灰化を認め,また超高速CTを用いた研究においても,冠動脈石灰化指数が高いほど急性心血管イベントが高率であることが報告されている.著者らの血管内超音波を用いた解析では,急性心筋梗塞の冠動脈責任病変では90度以下の小さい石灰沈着が散在性に存在する,いわゆる“spotty calcification pattern”が特徴的変化であることが明らかになった.今後,非侵襲的なマルチスライスCTの登場により,冠動脈プラーク不安定性における石灰化の臨床的意義にさらに注目が集まるであろう.
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