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JPY
Abstract
ホルモン補充療法(HRT)は心血管疾患(CVD)のリスクを低下すると考えられてきたが,大規模臨床試験で逆にリスクを増加することが報告され,HRTの適応が制限されるようになった.しかし,最近発表されたサブ解析でHRTは閉経早期であればCVDリスクを低下するが,高齢になれば逆にリスクを増加することが示された.HRTには,1酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)がHDLや血管内皮に抑制的に作用する,2経口エストロゲンによる中性脂肪(TG)増加がLDLを小粒子化する,3血管炎症に促進的に作用する,などの悪影響があることがわかっている.一方,経皮的エストロゲン投与や経口エストロゲンの減量,また天然型プロゲスチンの使用でこれらの悪影響を回避できることが示されている.したがって,HRTを施行する際には,エストロゲンの投与ルートや投与量,プロゲスチンの種類さらにはHRTの投与時期を考慮する必要がある.
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