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大細胞神経内分泌がん(LCNEC)─その臨床と病理
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JPY
Abstract
肺の大細胞神経内分泌がん(LCNEC)は,1999年にWHOの肺がん組織分類が改訂1)になり,大細胞がんの一亜型として加えられた.したがって,LCNECは非小細胞がんのひとつとして扱われている.しかし,悪性度は小細胞がん(SCLC)に類似し,SCLCと同様に男性,高齢者,喫煙者に多く認められる.LCNECは肺野末梢に発生することが多く,胸部X線撮影,CTの画像は充実性で,辺縁不整の所見を呈する.組織学的には類器官構造,柵状配列,ロゼット形成などの神経内分泌がんに特徴的な形態が認められる.免疫染色ではneuralcell adhesion molecule,chromogranin A,cynaptophysinの3つの染色を行い,いずれかが陽性ならばLCNECの組織診断が得られる.組織学的には小細胞がんとの鑑別がもっとも難しいが,LCNECのほうがSCLCよりも細胞質が多い,核が類円型で,核クロマチンは粗造,核小体がめだつものが多いなどの特徴がある.LCNECには非小細胞がんに分類すべきかを含め,まだ多くの議論が必要である.
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