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JPY
Abstract
陸上自衛隊は有事への対応に加え,国際貢献,大規模災害への対処を任務としている.これらの任務に対応すべく,陸上自衛隊は自己完結した組織として各種医療の国家資格などをもつ衛生科隊員を独自に養成し,さらに彼らに対する災害・救急医療,対NBC(核兵器,生物兵器,化学兵器),戦傷病を含めた教育を衛生学校で行っている.全国には自衛隊中央病院のほか15カ所の自衛隊病院があり,それぞれの病院では災害を含めた突発事案に対応できるよう備えている.自衛隊中央病院と一部の自衛隊病院には一般保険診療が認められており,一般に開放されている.また,地域の二次救急輪番制などにも加わり,地域医療に貢献している自衛隊病院もある.近年,災害対処訓練を自衛隊と行う自治体や医学会が増えてきている.大量傷病者の発生時には,常日頃から消防,警察,医師会,そして災害基幹・拠点病院などとの合同訓練や連携は不可欠であり,今後も活発に陸上自衛隊との連携が行われることが期待されている.
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