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JPY
Abstract
1995年以降,防ぎえた外傷死亡(PTD)の存在がわが国でも広く認識されるようになり,外傷救急医療体制を整備する機運が高まった.その結果,外傷病院前救護ガイドライン(JPTEC),重傷度・緊急度判断基準ならびに現場活動基準,ドクターヘリシステム,外傷初期診療ガイドライン(JATEC),外傷登録制度がつぎつぎと整備された.交通事故死者数(24時間死亡)が2000年以降,急激に減少傾向に転じ,2007年中には5,744人まで減少した背景には,外傷救急医療体制の整備が大きな役割を果たしたといえる.しかし,外傷救急医療体制の構築はいまだ道半ばであり,今後,JPTECプログラムのさらなる普及,救急救命士の処置拡大,ドクターヘリの全国配備ならびに消防・防災ヘリとの連携体制構築,外傷センターの整備,救急科専門医の育成,外傷登録制度参加機関の増加などを図り,PTDゼロをめざさなければならない.
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/content/article/0039-2359/226090/741