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JPY
Abstract
加齢は心血管疾患の独立したリスクファクターであるが,老化がどのように有病率を増加させるのかについてはまだ明らかでない.老化のメカニズムについては諸説あるが,そのひとつが“細胞老化仮説”である.近年,動物モデルにより老化の分子メカニズムが明らかになり,老化や加齢に伴う疾患において細胞老化の重要性が示唆されている.たとえば,DNA修復にかかわるシグナルの障害は細胞老化を促進するが,ヒト・マウスにおいてその障害があると早老症の形質を示す.インスリンシグナルの低下は個体寿命の延長をもたらすのに対して,インスリンは細胞レベルの老化を促進する.今後,心血管系におけるこのような老化シグナルが明らかになっていくことによって,抗老化によるあらたな心血管治療の開発が期待される.
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