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JPY
Abstract
陽子線や炭素イオン線といった粒子線は体表近くでは比較的低線量であるが,深部で停止する直前に最大のエネルギーを放出する(ブラッグピークとよばれる)という物理特性をもつため,周囲の正常組織への線量は低く保ったまま,腫瘍に高線量を照射することができる.前立腺癌に対する粒子線治療は,その良好な線量分布により従来のX線治療と比較して直腸や膀胱への線量を増やすことなく,前立腺に高線量が照射可能である.これまでの報告で良好なPSA非再発率が得られており,また安全性の面からも重篤な障害と考えられるgrade 3以上の有害事象がほとんどないというきわめて優れた治療法といえる.今後,粒子線治療施設が増加していくことを考えると,さらなる普及が見込まれる.
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