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Brugada症候群診断のガイドラインとリスクの階層化
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JPY
Abstract
第2回のconsensus conference(2005)は,Brugada症候群の診断基準を自然経過またはⅠ群抗不整脈薬を使用した状態でtype 1(coved型)の心電図が右胸部誘導の1つ以上に認められることに加えて,1.多形性心室頻拍または心室細動が記録されている,2. 45歳以下の突然死の家族歴がある,3.家族にtype 1の心電図がある,4.多形性心室頻拍または心室細動が電気生理検査で誘発される,5.失神や夜間の瀕死期呼吸を認める,のうち1つ以上を満たすものとした1).Brugada症候群のリスクの階層化を考える場合,心停止や心室細動,失神の既往がある有症候例か,心電図異常がみられるが症状のない無症候例かを考える.これは有症候例の予後は一般的に不良で,無症候群は一部を除いて予後が良好と考えられるからである.しかし,少数であっても若年から中年男性に心臓突然死が生じることの社会的影響は小さくなく,無症候例のなかからハイリスク症例をいかにして判別するかは重要な課題といえる.Brugada症候群の心臓突然死をもっとも確実に予防するのは植込み型除細動器(ICD)であり,リスクの階層化によって効果的なICD治療を行うことが望まれる.本稿では,Brugada症候群のリスクの階層化について,近年発表された日本循環器病学会(2005〜2006年合同研究班)のガイドラインとともに述べる2).Brugada症候群,リスク評
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