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JPY
Abstract
われわれの体では,細胞や組織の新陳代謝などによりつねに多数の死細胞が発生している.これらの死細胞はマクロファージや樹状細胞などの食細胞により速やかに貪食処理される.この食細胞による死細胞貪食は過剰な死細胞を除去するだけでなく,死細胞に含まれる自己抗原を提示することにより積極的に免疫寛容を誘導している.この死細胞貪食に異常が生じると自己免疫疾患が引き起こされることから,死細胞貪食による自己抗原提示は自己に対する免疫寛容維持に重要な役割を果たしていると考えられる.著者らは最近,脾に存在する樹状細胞とマクロファージが協調して死細胞貪食およびそれに伴う免疫寛容誘導をしていること,それらの細胞が欠損すると死細胞貪食に異常が生じて免疫寛容誘導が破綻することを明らかにしたので紹介する.
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/content/article/0039-2359/230090/640