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JPY
Abstract
蛋白質のシトルリン化は翻訳後修飾の一種であり,生理的に観察される.関節リウマチ患者の血清中に抗シトルリン化蛋白/ペプチド抗体が高い特異度で出現することが報告され,シトルリン化抗原と自己免疫反応の関連が示唆された.実際,関節リウマチ患者の炎症関節にはシトルリン化されたフィブリン,ビメンチン, II 型コラーゲンなどのシトルリン化蛋白が存在している.マウスモデルでは,シトルリン化抗原の免疫により関節炎の誘導・増悪が観察され,またシトルリン化抗原に対するモノクローナル抗体投与により関節炎が増悪することから,シトルリン化抗原に対する免疫反応が関節炎の発症・増悪に関与することが示唆されている.しかしヒトにおける病的意義はいまだ明らかでなく,抗シトルリン化蛋白/ペプチド抗体の出現機序とともに今後解明されるべき問題である.
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