No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
シグナル伝達分子を標的とした関節リウマチ治療−新規抗リウマチ薬の可能性
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
炎症病態に大きな役割を果たすTNFやIL 6などの液性因子や,細胞表面上に発現している分子を標的とした抗体や融合蛋白を生物学的製剤といい,これを用いた治療が自己免疫炎症性疾患に対して従来では考えられないほどの高い効果を示している.しかし,投与が静脈内または皮下であることに加えて高価であることが大きな障害となっている.そこで,サイトカインや細胞表面分子が生物学的活性を発揮するに際して,細胞内において活性化する種々のキナーゼや転写因子などの分子を標的とした阻害薬が注目されている.なぜなら,経口投与可能であるとともに製造コストが安価であることが予想され,生物学的製剤の抱える問題を解決する可能性を有するためである.とくに,関節リウマチに対する臨床試験においては,チロシンキナーゼのなかでもJanus kinase(Jak)とSpleen tyrosine kinase(Syk)を標的とした阻害薬がTNF阻害薬に匹敵する効果を示しており,関節リウマチの今後の治療法を大きく変える可能性を秘めている.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/230090/786