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JPY
Abstract
現行の非特異的な自己免疫疾患の治療は日和見感染症などの合併のリスクが高く,治療の質としては不十分といわざるをえない.一方で自己抗原に特異的な免疫療法は最小限の副作用で最大限の効果を得られる治療法として大きな可能性があるといえる.これまでにいくつかの自己抗原特異的な免疫抑制療法の治験が行われたが,残念ながら既存治療を代替するほどの明らかな有効性は示されていない.とくにT細胞は自己抗原特異性における鍵となる細胞であり,免疫療法の有力なターゲットであるが,いまのところ抗原特異的にT細胞を制御する手法は確立していない.本稿ではこれまでの自己抗原特異的免疫療法の状況を示しつつ,著者らが進めているT細胞レセプター(TCR)遺伝子導入による抗原特異的免疫抑制療法について解説してみたい.
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