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JPY
Abstract
歯周病は歯周ポケット内の細菌バイオフィルムが原因となって発症する慢性炎症性疾患であることから,その病態は歯周病原菌の持続的感染とそれに対する生体防御とのバランスにより決定される.そのため,歯周病原菌に対する生体防御機能を減弱させるような全身疾患を有する患者では,歯周病の発症や進行のリスクが高くなると以前より考えられてきた.一方,歯周病原菌と宿主の免疫・炎症反応との相互作用が解明されるに従い,歯周病が種々の全身疾患のリスク因子のひとつとなり,全身の健康を脅かす可能性が示唆されている.近年,歯周病と全身との相互関係を双方向的に解明する歯周医学(Periodontal Medicine)とよばれる新しい学問領野が創出され,今後のこの分野におけるさらなるエビデンスの集積が期待されている.
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/content/article/0039-2359/232030/161