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歯周病と早産・低体重児出産−歯周病が及ぼす影響はどのくらいあるか
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JPY
Abstract
厚生労働省の平成17年度歯科疾患実態調査結果によると,妊娠可能年齢の女性の7 8割が歯周病であり,そのうち10 20%は歯周組織の破壊が進んだ“重度歯周炎”に罹患していると報告されている.歯周病は細菌感染症であり,中等度から重度歯周炎患者の歯周ポケット壁の表面積を合計すると55 72 cm2になるといわれている.このような広い範囲に慢性炎症が続いていることからも,歯周病が全身に何らかの影響を及ぼす可能性が指摘されている.そのような状況のなかで,歯周病が早産・低体重児出産に影響する可能性が近年の研究報告により明らかにされつつある.疫学研究からは関連性を支持する報告が多く,歯周治療によって早産・低体重児出産率が改善されることも明らかになっている.本稿では現在までに明らかにされた歯周病と早産・低体重児出産の関連性について,代表的な報告を踏まえながら概説する.
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