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JPY
Abstract
超高齢社会を迎え,誤嚥性肺炎に対する対応を考えることは医療のみならず介護の現場でも重要な課題である.誤嚥性肺炎は,飲食物のみならず分泌物や胃の内容物を誤嚥(吸引)することにより引き起こされるが,一般的に病院や施設に入所する高齢者はきわめて口腔衛生状態が悪く,歯がある場合は多くの場合,歯周病に罹患している.また,義歯がある場合も義歯の衛生管理がなされていないのが実状である.この傾向は世界の先進諸国において共通のものである.しかし近年,口腔衛生状態を改善し,歯周病の改善をはかることによって誤嚥性肺炎予防の可能性を示唆する研究結果がだされた.これは100年前にアメリカの内科医,Osler博士が言った「肺炎は老人の友(老人にとって肺炎は避けられない)」という概念を覆すきっかけとなるかもしれない.
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