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JPY
Abstract
心筋筋小胞体のCa2+放出チャネルであるリアノジン受容体(RyR2)はいくつかの結合蛋白とともに巨大分子複合体を形成している.FKBP12.6はRyR2に結合することで,チャネルを安定化させている.不全心筋ではFKBP12.6の約60%以上がRyR2から解離しており,その結果チャネルは不安定化し,拡張期にCa2+漏出を生じる.このCa2+漏出は心筋収縮・弛緩障害や不整脈の要因となり,心不全の発症および進行に深くかかわる.一方,RyR2内のN末端(0〜600)とcentra(l 2,000〜2,500)の2カ所の特定ドメインはたがいに連関しチャネル開閉のスイッチとしての役割を担っており,心不全時には,この両ドメインの連関障害によりCa2+漏出が生じることが明らかとなった.
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/content/article/0039-2359/232050/352