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JPY
Abstract
多くの先天性心疾患(CHD)患者が成人を迎え,社会的自立が可能となった.しかし,加齢により病態が修飾され,背景となる基礎疾患の病態変化以外に,就業,医療保険,生命保険,心理的社会的問題,結婚,出産,喫煙,飲酒,遺伝など成人期特有の問題を抱えるようになる.このため,成人後も観察,加療を必要とすることが多い.小児期は両親が病気を把握していたが,成人となる過程で本人が病気を認識することが必要となり,いつどのような形で本人に伝えることがよいかという問題も派生する.これらの問題を抱え成人したCHD患者に対しては,成人疾患の訓練を受けていない小児科医が継続して診ているか,小児慢性疾患の診療の訓練を受けていない循環器科医が経過観察を行っている場合が多い.循環器科医のこの分野への関心は低かった.しかし,患者数の増加・加齢は今後も確実に進むため,近い将来,この分野は循環器科のなかのひとつの分野となることは疑いがない.
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