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コルチゾールの微量測定の問題点─なにをもって異常と決めるか?
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JPY
Abstract
間脳下垂体副腎系疾患の診断にもっとも重要な内分泌検査であるコルチゾールの多くはイムノアッセイ法によって測定されるが,合成ステロイドとの交差性に注意しなければならない.特異的にコルチゾールを測定する目的では,液体クロマトグラフィ・タンデム型質量分析計を用いる必要がある.コルチコステロイド結合蛋白の低下によって血中コルチゾールは見かけ上,低下するため,尿中遊離コルチゾールとの乖離に注意を要する.早朝血中コルチゾール6μg/dl未満あるいは早朝2番尿中遊離コルチゾール25μg/g creat未満で副腎皮質機能低下症を疑う.2008年アメリカクリニカルガイドラインでは,Cushing症候群診断に重要な少量デキサメタゾン(1 mg)抑制試験のコルチゾールcut−off値が1.8μg/dlとなった.
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