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難治性てんかんにおけるケトン食療法−古典的ケトン食療法からアトキンス食変法まで
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JPY
Abstract
東京女子医科大学小児科では,小児の難治性てんかんに対してケトン食療法を1968年から行っている.1971年にはMCT(2:1)ケトン食が考案され,当院小児科でも導入している.その後,症例によってMCT(2:1)ケトン食と古典的(4:1)ケトン食を使い分けてきた.当科でのケトン食療法の効果を検討したところ,ケトン食療法開始後1年での有効以上は35%であった.効果があったてんかん型は単発のてんかん性スパスムスや強直発作を合併するWest症候群(WS)からLennox-Gastaut症候群(LGS)への移行例(WS-LGS),焦点性運動発作と非定型欠神発作を合併する未決定てんかん,潜因性ミオクロニー失立てんかん(CMAE),症候性部分てんかん(SLE)であった.副作用として重篤なものはなかったが,長期継続が難しい例が多かった.そのひとつの理由としてケトン食の食べにくさと空腹感の強さがあげられる.そこで提唱されたのが,カロリー制限や蛋白制限のないアトキンス食変法である.当科でも2007年よりアトキンス食変法を導入し試みている.やや尿ケトン体が出にくい傾向にあるが,現時点である程度の効果を得ている.
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