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JPY
Abstract
IgA 腎症の治療薬として臨床効果が検討されている免疫抑制薬には,アザチオプリン,シクロホスファミド, ミゾリビン,ミコフェノール酸モフェチル(MMF)がある.これらの薬剤に関して進行性 IgA 腎症に対する尿 蛋白量減少や腎機能悪化速度の低下などの効果が多くの報告で示されてきたにもかかわらず,IgA 腎症治療薬 としての有効性はほとんど確立されていない.その原因としては,有効性を示す研究報告のエビデンスレベル が低いことや,有効性を否定する報告が散見されることがあげられる.また,ステロイドを含む多剤併用療法 の有効性に関する報告が多く,免疫抑制薬自体の有効性を証明した報告は数えるほどしかみられないことも一 因と考えられる.MMF に関してはいくつかの無作為化比較対照試験が行われているが,当初期待されたほど の有効性は認められていない.今後のエビデンスの蓄積が待たれる.
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/content/article/0039-2359/232110/1139