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JPY
Abstract
免疫応答は体内に侵入した病原体を排除するために必須の生体反応である.われわれの身体内では侵入してきた病原体に対して,さまざまな遺伝子の発現を迅速に誘導することにより免疫応答を惹起し,その排除へと導く機構が備わっている.これらの遺伝子発現は適切な場所において適切な時間および強度で誘導される必要がある.しばしばその破綻によって自己免疫疾患を誘発することはよく知られている.近年,この免疫応答の調節機構のひとつとして,mRNA の安定性制御が重要な役割を果たしていることが明らかにされてきている.とくに遺伝子欠損マウスを用いた検討から,それら調節因子の欠損が重篤な自己免疫症状を引き起こすことが示されている.本稿では,とくに CCCH 型のジンクフィンガー分子に着目し,mRNA の安定性制御を介した免疫応答の調節機構について議論したい.
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/content/article/0039-2359/234050/345