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末梢血幹細胞採取の現状と課題―学会指針の改訂と非血縁者間末梢血幹細胞移植の開始に際して
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JPY
Abstract
造血幹細胞移植は,おもに造血器腫瘍や骨髄不全患者に対して治癒を期待しうる治療法としてすでに確立している.自家移植では簡便性などの理由から,現在は大半の症例で末梢血幹細胞移植が行われているが,同種移植ではわが国では,非血縁者間では骨髄しか利用できなかった.ようやく 2010 年 10 月から骨髄バンクにおいても末梢血幹細胞移植が可能になった.これを機に,日本造血細胞移植学会と日本輸血・細胞治療学会は末梢血幹細胞採取のガイドラインを改訂し,さらに採取した細胞の処理・保存管理のためのガイドラインをあらたに策定した.これらのガイドラインは同種移植に限らず,自家移植を含めた造血幹細胞移植を行うわが国のすべての施設が遵守すべき指針であり,欧米に遅れている移植医療における基盤整備が進むことが期待される.本稿では,これらに関して末梢血幹細胞採取に絞って解説する.
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