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JPY
Abstract
創傷治癒過程は,障害を受けた組織(多くは皮膚・皮下組織)が再度バリアーとして再構築される一連の修復過程を指す.炎症期,増殖期,成熟期に分類されるが,これらが数段の滝のように連なる精巧なネットワークを形成する.創傷治癒は障害を受けた部位だけで起こるわけではなく,近年の分子生物学的研究により骨髄から創傷部への細胞の動員が注目されている.難治性創傷は 3~4 週間以内に治癒しない創傷という曖昧な定義であり,褥瘡や糖尿病性足潰瘍,静脈うっ滞性潰瘍などに加え,熱傷創に感染を伴った場合や創感染による ƒ開創が難治化したものも含まれる.難治性創傷は創傷治癒阻害因子と促進因子のバランスが阻害因子側に傾いている場合であると考えられており,細菌の臨界的定着(critical colonization)も関係しているとされている.
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/content/article/0039-2359/237010/5