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JPY
Abstract
世界では 30,000 例以上の脳死肺移植がすでに報告され,末期呼吸不全に対する有効な治療法として根づいている.日本では,2010 年 12 月までに 471 例の患者が日本臓器移植ネットワークに登録されたが,脳死肺移植実施数は 87 例にすぎない.そして,196 例の患者が待機中に死亡した.これは,脳死ドナー数がきわめて限られていたためであり,同期間に 100 例の生体肺移植が行われた.適応疾患では,肺リンパ脈管筋腫症,特発性肺動脈性肺高血圧症,間質性肺炎が多い.国際心肺移植学会の報告では,脳死肺移植後の 5 年生存率は約 50%であるが,日本では 71.8%と良好である.2010 年 7 月の臓器移植法改正は,臓器提供数の急増につながり,半年で 21 例の脳死肺移植が行われた.2011 年は,さらなる脳死肺移植の増加が期待されている.
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